メンゲンについて
漢方薬は何を飲んでも、やはり「メンゲン」はありますか?以前漢方薬を飲んでいたときに
かなりの「メンゲン」が起こるかもしれないと言われたのですが。

メンゲン 瞑眩 について
自然治癒と言いますが身体は病に侵されても自分で治癒させる力を持っています。それが何かの原因で発動されない状態が病気であり漢方薬、自然藥といわれる薬は自然治癒力を援ける作用で病気を治す薬です。瞑眩は漢方の用語で、誤った治療薬を与えたわけではないのに予測しない新たな病症を現すことを言います。然しこの現象は避けられないことではなく身体の異常は体表からの発散異常(気の病症)、体液の代謝異常(水の病症)、血液の循環異常(血の病症)即ち原因論的に気血水の歪みとして把らえることが出来ますが、これらの歪みが調和がとれて改善される場合は何らのトラブルはなく治癒されますがそのどれかの改善が遅れた場合に現れる病症が瞑眩と考えられるのです。

江戸時代の名医といわれた吉益東洞は「瞑眩なければ治せず」などといわれたので好転反応と誤解されていますが身体の歪みに方剤がピッタリ合っていないことが原因ですからそれは予期できないことではなく瞑眩を起さないでも治す事は可能なのです。



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